この場所、remsounds.com は、オレのWeb上の総合拠点である。
そもそも、なぜオレがWeb上に【拠点】なるモノを持っているのか？と云うところから話さねばなるまい。
それは、オレが30代だった頃、男の30代は稼ぎどきである。資本主義の【坩堝・るつぼ】に揉まれて仕事に明け暮れる。というのが相場だ。
オレの30代はと言えば、まずオレは沖縄で30歳を迎えた。海外移住を決めるために沖縄でダイビングインストラクター見習いをしていたからだ。しかし、10代〜20代前半の元気バリバリの子たちが活躍する場で、30歳を迎える頃には『月給相場13万円、まずは修行10年』って、なかなかの鬼環境に夢潰えて打ちひしがれていた頃である。
その後は一旦帰福し、友人の紹介で不動産会社へ入社する。営業マンとしてバリバリ稼ぐためだ。稼いでお金持ちになれば、その後やりたいことなんていくらでもできる！まずは、金を稼ぐんだ！【今・いま】なんて犠牲にしてOK！早く金持ちになれば、早く遊んで暮らせる！
こんなマインドで毎日をお送りしていたもんだ。
【もうちょっと早送りで▶︎▶︎】
不動産屋に勤めること2年半。じぶんが稼げば稼ぐほど、罪悪感が増す一方だった。客を不幸にしているだけのような気がする。それでお金が貯まったかと言うと、殆ど飲んで食ってしてしまってるから手元に残ってる金額なんて雀の涙。さてさて、こんな意味のわからない状況。自分は資本主義の【坩堝・るつぼ】に踊らされてるんじゃないか？
ハッと夢から覚めた瞬間だった。
それから、独立したいと考えた。（独立＝事業立ち上げ：と云うのは建前で、自由になりたかった。時間や場所に縛られずにお金を稼ぐことさえできれば、世界中どこにいてもじぶんの好きなことをしながら生きていける。これは夢物語じゃない。実際にやってる人たちがいる。「アフィリエイター」って云うらしい。正義の味方みたいな名前でカッコいいじゃないか(笑)
さっそく、会社に辞めることを伝え。2ヶ月の有休消化をしながら、その後は、失業保険を貰いながら、ギリギリの生活をしつつ、パソコン作業に打ち込んだ。バックパックで旅して世界のどこかでChillしながら優雅に生きる。そんな夢を抱いていたのに、寝てばかりで全然パソコンと向き合わないから全く結果が出なかった。離職してから1年経ってもASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダー：アフィリエイターが会員登録をして収入を得る広告代理店のようなもの）から振り込まれるのは数百円。雀の涙だった貯金は尽き、マジでオワタ、バンザイ寸前。
とりあえず、バイトするか。
また今回もダメなじぶんに裏切られた。思い返せばいつもそうだ。小学生のとき、その時一番仲が良かった友だちが通ってるから、と親に頼み込んで行かせてもらうことになった英会話教室。（母子家庭でしんどかったろうに）1回か2回行っただけでもう行かなくなっちゃった。中学生、夏期講習の塾もそう。部活も行ったり行かなかったりだったなぁ。
中2の頃に始めたバンド（ギター）だけはなぜか続いた。昔から、Creativeなモノに惹かれる。
絵や音楽、映像やカメラ、料理やパーティーDeco。色があるものやオシャレな雰囲気があるモノが好きだった。（色々見せたい写真があるから今度掘ってくる）
そんな感じで今までいろんなものを途中でやめてきた人生だったから、（というか今思い返せば、イヤなことは最初にスパッとやめちゃう性格なんだね。我慢しながら時間を無駄にすることが昔から大嫌いだったんだと気付いたね。やったぁ）今回も…と、脳裏をよぎることもなく、アフィリエイターにだけは食らいついた。
『これで何とかするしかない！他に手段を知らないんだ！！』
サイトはいくつかできてる。サーバー・ドメイン契約はこの1年で学んだからお手のもの。さぁ、あとはどのサイトがどのタイミングで火を吹くか🧨🔥
スタートから1年半が経つ頃、月収が10万円を超え出した。それから、30万、50万、100万…と倍々ゲームが始まった。数年間だけの賞味期限付きバブル到来。
2020年、新型コロナウイルスの到来と共に、Google社はアフィリエイトサイトを死滅させ始めた。特に個人運営のサイトには容赦がなかった。食えてるアフィ人口の中で、数百万円稼いでいた層が一番厚く、オレもそこにいた。周りにはたくさんの顔を知ったアフィリエイターたちがいた。その人たちが次々にGoogleの餌食になり、ウェブ業界は荒れた。
オレのサイトはまじめにやっていた方で、情報の信頼性や鮮度を大切にしていた。規約に引っかかるようなことは何もなかった。だが当然、サイトは餌食になった。
そこから、無限に終わらない反芻思考が始まった。
何がいけなかったのか、もっと早くにこうしておけば…。
後悔なんて何の意味もないセカイで、世間はマスク着用だ！外出禁止だ！ロックダウンだ！！と騒いだ。騒ぎと正反対に街は静かになっていった。行きつけの居酒屋で飲んでは倒れ、を繰り返した。ほんとロクでもない。
そこからは、養生するために糸島という海辺の街へ移住することになり、そこでサーフィンも覚える。人生の方舟が大きく舵を切る。
この1〜2年は、オレの人生の中でも特に濃いく、激動だ。
たくさんの人と出会い、別れ。
身も心もズタズタに切り裂かれた。
それでも、周りにはオレのことを信頼してくれる神様のような凄い人たちがたくさんいるし、やっぱりじぶんの帰るべき場所はあるのだと気づく。その連続が、今、起きてる。
オレがWebに拠点を持ってるのは、そのようなオレの身の回りに起きている【今】を記録として残し、セカイへ伝えるためだ。オレが生きてきた中で得てきた手段を取るとこの形になるわけだ。つまり、オレのOriginal’s.
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